トーンチャイムの魅力について

スズキ独自のハンマー機構と厳選された材料により、素晴らしい音色を奏でます。

日本の≪鈴木楽器製作所≫が作りだした楽器です。
トーンチャイムは、アルミ合金製のパイプをハンマーで叩いて共鳴させる楽器で、音色はヴィブラフォン(鉄琴)に近く、演奏スタイルはハンドベルに似ています。

同じ様な楽器でマルマーク社製のクワイヤーチャイムというものもあります。

製作した鈴木楽器は、

[トーンチャイムは、一人では演奏できない楽器です。一人ひとりが自分の音を担当し、グループ全員が一つになった時に、素敵な音楽になります。美しい音色をみんなで共有し、ひとつの音楽を創り上げることで、それぞれの個性や感性を育み、新しい感動をおぼえます。]

と伝えています。

トーンチャイムの魅力はなんといってもその音色です。
深みのある響き、伸びやかな音、聞いているだけで癒されます。

さらに、演奏をしている時も、トーンチャイムの音を聞くだけでなく、その響きが振動と共に体に伝わり、リラックス効果も得ることができます。

トーンチャイムは、各人が1音または2音を担当し、メロディーを奏でる楽器です。そのため、1音1音を際立てさせながら調和を保つ、個々の存在とチームワークが欠かせません。

ただし、それは決して難しいことではなく、演奏しながら自然に音を紡いでいくことができます。

シンプルでありながら、とても奥の深い楽器。

それがトーンチャイムです♪

講師 中野

トーンチャイムと出逢って

皆さんより

◆なぜトーンチャイムが良いなぁと思ったか、それはトーンチャイムの音色と深みのある響きです。

ともかくトーンチャイムは、素敵な音楽です。私自身も緊張しながら演奏していますが、会の皆さんの真剣な音楽を感じながら、「フレーズ」が出来た時、「和音」のタイミングがぴったりあった時、音が綺麗に繋がって本当に感動します。

そして、それが参加者のさらなる交流を広げて行くでしょう。(坂西)


◆幡ヶ谷会やトーンチャイムに出会って、今までピリピリしていた気持ちがとても穏やかになった。
そしてトーンチャイムは音がいい、二重丸!

楽しみができ、頑張る気持ちも出てきた。練習は、やるぞ! 演奏会は超やるぞー!! って感じ(笑)
幡ヶ谷会は僕にとって心が晴れ晴れする場所です。(塚本)


◆初めてトーンチャイム(音楽療法)に参加したときは、あまり興味がありませんでした。
しかし、あのトーンチャイムの音色と皆さんと音を合わせて行くところに魅力を感じて楽しく出来るようになりました。

上手にできた時の音の美しさには、満足感を得られます。
トーンチャイムは、音色に癒されます。(岩間)


◆中途障がい者になって、私は初めてトーンチャイムを知りました。

音楽の楽しみ方は健常時とは大きく異なりますが、今では幡ヶ谷会のみなさんと心をひとつに演奏をしている時こそに、やりがいや達成感を得ています。

会で私が演奏する際は、会オリジナルの楽譜を見ながら、ひとつの音だけを1本のトーンチャイムを片手に鳴らしています。

曲が替わると、大きさや重さが違ったり音域や響き方が違うトーンチャイムに替えて鳴らします。

右片麻痺ゆえ、左手に1本のトーンチャイムしか持つことができませんが、どの楽譜も思った以上に鳴らす部分が多く、いい意味での緊張感と気持ちの高まりを感じながら演奏しています。

リハビリ病院への入院と通院は約3年で卒業。

その後は自分なりに体のトレーニングを続けているのですが、運動では補えない部分がありました。

脳や心のトレーニングの必要性を感じていたところ幡ヶ谷会に出会いました。

それ以来、自分なりの療法のひとつとして、トーンチャイムと幡ヶ谷会の活動に向き合っている今日この頃です。
(宮田)


◆今よりもう少し元気な時はボランティアとして参加させて頂き、今は会員として参加しています。

トーンチャイムは、美しい音が気持ちを豊かにしてくれます。が、しかし自分の出す音を間違えてはいけないととても緊張します。
日頃だらけているので、トーンチャイムによる音楽療法はとても良い刺激になります。(杉本)  


◆私と〚幡ヶ谷会〛の出会いは、会員さんをボランティアとして会場(練習場)へ送る事から始まります。
 そんな日々を重ねているうちに、会の皆さんと一緒にトーンチャイムを鳴らすようになりました。

あっという間に月日は流れ、現在はボランティアから会員として活動しています。
 今は〚幡ヶ谷会〛が楽しくて、トーンチャイムの演奏や会合に参加することが自分の生きる「力」となっています。(中川)



◆かれこれ、15年以上前になるでしょうか…。

自分が障がい者となり、デイサービスに通所し始めた頃です。幡ヶ谷会の前会長から「幡ヶ谷会という団体があるから、入ってみない?花見や旅行もあるし、楽しいから見学(体験)だけでも。」と何度も誘われ、見学だけでも行ってみることにしました。 そこには、見知らぬ人たちがテーブルを囲んで座っていて、正直緊張しましたが、会員の方たちに自分のことを紹介してくれ音楽療法のことも丁寧に説明してくれました。

最初、トーンチャイム=ハンドベルと同じような楽器だと勝手に思い込んでいました。初めて聞くその音色は、心が揺すぶらされました。やさしい音に感動を覚えたのです。

しばらくすると、やってみようか!という気持ちが湧いてきたのです。もともと音楽自体嫌いではなかったので、ためらいの気持ちは無かったような気がします。 

このまま殻に閉じこもっていてはダメだ!と思っていたので、それからはトーンチャイムの練習以外の行事にも積極的に参加するようになっていきました。

そして今、自分は思っています。 よく「時は金なり!」という諺を耳にしますね。幡ヶ谷会の場合、+(プラス)「継続は力なり!」がくっ付くんです。意味は「黙っていても、時間は過ぎていく。自分でやりがいを見つけ続けていれば、結果は自ずとついて来る。」と!(千葉)


◆私は6年程前に多数の脳卒中を同時に発症し九死に一生を得る体験をしました。

それから、後遺症である高次脳機能障害と片麻痺のケアとリハビリテーションを続けてきています。

数年かかってようやく”カラオケ”に挑戦するも、十八番だった曲も歌えず…音が頭に不快。

幡ケ谷会に参加して音楽と再び接する機会となり、皆さんとの音がハーモニーして快適な音楽になる!リアルの場がとても心地よく心身に響きます。

”失った、音楽・リズム感!”また一つ、残存能力が蘇る予感が嬉しいです…

一体感ある空気感に癒されて気持ち良いです。(金子)


◆「知らないことは、もったいない!」
緩やかリズムに、身も心も癒されるメロディーを皆様と一緒に作りあげていく。

こんな楽しい音楽(トーンチャイム)があったことに驚きを覚えます。
「幡ヶ谷会」のメンバーと先生(講師)に感謝です。とにかく、もっと多くの方々に気づいて欲しい!! (土屋)