コラム幡ヶ谷会
会員インタビュー
同じ障がいがある年上の人も普通に生活している。それを目指そうと思った

岩間 好子さん
約10年前の冬、脳出血になった岩間好子さんは、右の片麻痺と高次脳機能障害により言語等に影響が残っています。
岩間さんの夫、勇振さんにも一緒にお話を伺いました。
―― 脳出血が起こった時のことを教えてください。
岩間:倒れた時のことも最初の病院のこともほとんど覚えてないんです。
岩間さんの夫、勇振(以下「勇振」):朝起きてこなかったんです。急いで救急車を呼びました。救急隊員の方にも急いだほうが良いと言われ、取るものも取りあえず、着の身着のままで病院に運ばれました。その病院でリハビリ病院を紹介してもらい申し込んだのですが、空きが出るまで1ヶ月弱かかりました。
最初の病院にいた時は、何か言ってるようなんですが、ちゃんと言葉が出てこなくて何を言ってるのか理解できませんでした。
―― リハビリ病院のリハビリはかなりハードだと思うのですが、どのようなことを覚えてらっしゃいますか?
岩間:転院して1ヶ月くらいしてからのことは覚えています。急性期病院は寝ているだけだったので、そこよりはリハビリ病院のほうがよかったです。
勇振:理学・作業・言語療法があって、言語療法にしても、同じようなことを何度も練習するので、嫌いだって言ってました(笑)。
岩間:いやになっちゃっうんですよ(笑)。
勇振:本人も頭の中でいろいろ理解できて、それを言葉にできるようになってきたんだと思います。その前は、何をされているのか何を言われているのかわかってなかったというか。
岩間:そういえば入院中に演奏会があって、聞いていたら涙が溢れてきたことがあって。その時の気持ちはうまく言えないんですけど、すごく泣いてしまいました。
―― 右ききだったのに右半身に麻痺があると不便なことも多いですよね。
勇振:入院中にもリハビリで料理は練習していたみたいですが、退院後に見てると、左手に包丁を持って食材を切っていて右手に切り傷をたくさん作ったり、右手が熱を感じにくいでので、いつの間にかやけどをしてたり。
岩間:右手も肩のあたりや手の先は動くんです。切るものを右手で押さえて左手で切ります。足が動かないことも大変。地面のでこぼこにひっかかって、何度も転びそうになったりします。
勇振:健常者だったら転んでも手をつけるけど、当初はいきなり転んでしまって。
岩間:ベッドに足がひっかかって倒れて肋骨を折りました。
勇振:膝の皿にひびが入ったこともあります。
―― 家事などはどのようにしているんですか?
岩間:普段は私がなんとかやってます。ヘルパーさんに手伝ってもらってます。餃子を一緒に作って冷凍しておいたり。スマホでレシピを検索して、簡単なもの、炒めものくらいなら作れるようになりました。ゆっくりだけど。
勇振:週に1回ヘルパーさんが来て手伝ってもらって料理をいくつか作り置きしてもらってもいます。
―― 先日、お二人が歩いてらっしゃって、ご挨拶しましたが、よく散歩をされるんですか。

勇振:以前はリハビリも兼ねて遊歩道を散歩していたんですが、最近は、スーパーまで二人で行って買い物をしています。
岩間:買い物に行かないと1日が終わった気がしないんですよね。目的があったほうがいいし。
―― 脳卒中では高次脳機能障害が残ることも多いと聞きますが、その影響について教えてください。
岩間:今でもうまくしゃべれないんです。言葉も記憶も出てこないというか。
勇振:彼女は元薬剤師だったんですが、最近、孫がちょっと熱を出したという話になった時、すぐ薬の名前が出てくるようになったんです。
岩間:徐々に徐々に思い出してきたような気がします。
―― 10年経っても、少しずつでも、言葉が戻ってくると聞くと、同じ障がいのある配偶者を持つ身としては勇気づけられます。話は変わりますが、幡ヶ谷会にはどういう経緯で入られたんですか。
岩間:デイサービスで会長の千葉さんに出会って誘われました。主人に一人でいるより行ったほうがいいよ。と言われて。
勇振:リハビリにもなるし、同じような障がいのある人がいるなら行ったほうがいいと勧めました。
岩間:1人で幡ヶ谷会に行ったこともあるんですが、降りるはずのバス停を間違えちゃったんです。
勇振:要支援2で1人ではなかなか行動できないので、一緒に幡ヶ谷会に参加しています。参加できなかった日には、会長の千葉さんが次回の案内をポストに入れてくれるんです。熱心に誘ってくれるので今も続いてます。
岩間:最初にトーンチャイムの演奏を見た時、これならできると思いました。やってみると左手では難しくて、音がうまく出ないです。コロナの前は行事や旅行もあって、それも楽しかったです。みんな優しいし。

―― 幡ヶ谷会でも人との出会いがあったようですが、他に病気になったことで出会った方はいますか。
岩間:病院の「友の会」にも参加しています。
勇振:リハビリ病院に入院していた人の会です。月に1回くらい集まって、体験談や日常生活についてお互いに話します。
岩間:誰でも歳を取ってくると動けなくなりますよね。でも障がいがあっても自分より年上の人が普通に生活している。そういう方に出会って、それを目指そうと思うようになりました。
勇振:最初の頃は神経がピリピリしているというか、一緒に歩いてても、歩くのが早いとか遅いとかで怒ってたこともあったんですが、幡ヶ谷会も含めて同じ障がいのある人達とも知り合って安心できたというか落ち着いてきたんだと思います。
ボランティアインタビュー
できる範囲で関わりながら、自分なりに楽しめる場所
中川さん、服部さん、神岡さん

幡ヶ谷会にはボランティアの方々も参加されています。まずは、この3人の方にお話を伺いました。
―― 皆さんが幡ヶ谷会に参加することになったきっかけから教えてください。
中川:定年後、一人だし何もすることないしボランティアをしようと思って、社会福祉協議会に行ったんです。そこで、車椅子を押して幡ヶ谷会の集まりに連れて行くというボランテイアを知って始めました。もう20年くらい前のことですね。
服部:私は、2代目の会長と前から顔見知りだったんですけど、ある日突然、幡ヶ谷会の旅行があるから手伝ってくれって言われて。10年ほど前から参加しています。
神岡:服部さんに誘われました。最初はクリスマス会を手伝ってほしいと言われて。その時にトーンチャイムを見て楽しそうだなとは思ったんですけど、会員の方が演奏するもので、私もできるって知らなかったので、実際に演奏に参加したのはもっと後でした。
―― 皆さん、今ではトーンチャイムの演奏にもすっかり慣れてらっしゃいますが、トーンチャイムの印象は?
神岡:演奏できると知ってやってみたら楽しかったです。みんなと音を合わせられるし、とってもよい音色だし。ずっと続けたいと思ってます。
中川:会員さんを連れてくるついでに、どうせ帰りも送っていくので、トーンチャイムもやってみようということになって。合唱もやってて音楽は好きだったし、いいもんだなあと思いました。ただ、歳をとると一拍遅れたり曲を忘れちゃたりするんですよね(笑)。
服部:最初は楽譜のどこを演奏してるかもわからなかったんですよ。でも、会員の皆さんはちゃんと演奏しててすごいと思いました。演奏してて、トーンチャイムって集中力がいるなって思います。
中川:間違えないようにって集中するよね。
―― 幡ヶ谷会は身体に障がいがある人が「会員」なんですよね。
中川:脳出血や脳梗塞などで途中から障がい者になった「中途障がい者」の方が多いです。
神岡:幡ヶ谷会に参加するまで障がいのある方にあまり接することがなくて、最初は何をどのように手伝えば良いのかわかりませんでした。そのうち、旅行の時は車椅子を押したり、荷物を持ったり。これくらいなら私にもできるわと思って。

―― 先程、幡ヶ谷会の皆さんの前で福井県の三国弁での昔話を披露されていた中川さんですが、他にも何かやってらっしゃるんですか?
中川:デイホームで折り紙を教えたり、傾聴ボランティアもやってました。折り紙は、保育園に勤めてた頃に習いに行ってたこともありました。保育士時代の経験も活かしつつボランティア活動をしてます。
服部:新型コロナが流行する前は、月に1回程度、中幡小学校で中川さんと一緒に昔遊びを子ども達に紹介してたんですよ。
中川:そうそう。服部さんに誘われてね。
―― 服部さんは渋谷区障害者団体連合会との窓口としての役割も担ってらっしゃいますし、いろんな方と知り合いなんですね。どうしてそんなに顔が広いんでしょう?
服部:最初は子どもの学校のPTAから始まって、PTAが終わってからいろいろなボランティアをするようになりました。今は町会や高齢の方に向けた防災、○○のことを紹介するような「やさしい街を作る会」など、ちょこちょこやってます

中川:服部さんは、からだ大丈夫っていうくらい動いてますよ。
神岡:そうそう。電話しても出かけていることが多いし。
―― 神岡さんにとって幡ヶ谷会はどのような場所ですか?
神岡:ずっと仕事をしていたので、日中は家にいなかったし、地域の知り合いもあまりいないんですよね。服部さんくらいしか知らなかった。だから、ここに来て知り合いも増えたし、皆さんと会えるのが楽しみ。
服部:幡ヶ谷会は会員さんはじめ、ボランティアの方も相手のことを思いやれるというか、みんな優しい。和気あいあいとしている感じがします。
神岡:音楽療法士の先生方も丁寧に教えてくれるし、褒めてくれるから、トーンチャイムが上手になったような気がしてつい調子に乗ったりして(笑)。
それこそ、和気あいあいとした時間でした。
他のボランティアの方々にも、今後、少しずつ話を聞いていく予定です。
会員インタビュー
私たちから目をそらさずに演奏を聞いてもらえる
それが嬉しい
千葉 恒也さん

17~18年前に脳出血で急性期病院に運ばれました。左半身に麻痺があったので、急性期病院を退院後リハビリ病院で3ヶ月過ごしました。
―― 入院していた時はどのようなことを考えていたのでしょう。
最初はこれからどうなるんだろうと不安しかなくて…。
リハビリ病院でwordを習って、退院後もパソコンが詳しい友達から教えてもらったり。少しずつ片麻痺がある自分に慣れてきたような気がします。
―― 生活はどのように?困ることはありますか?
一人暮らしなので、家事や買い物はヘルパーさんにお願いしてます。外出する時は電動車椅子で移動しますが、家の中では手すりを使って歩きます。
他には、デイサービスで運動療法を受けたり、パソコンサロンにも通ってます。
片麻痺になってから長いので、今は特に困ってることはないかな。
―― 麻痺側がしびれるなどの話をよく聞くのですが。
寒い時期には、麻痺のある左半身がしびれます。朝、起きた時にしびれが強く出ていたり。それはずっとありますね。
―― 幡ヶ谷会に入ったきっかけを教えてください。
今も通っているデイサービスで前会長と前々会長に出会って誘われたんです。「旅行もあるから来てみない」って。トーンチャイムをやってるなんて全然聞いてなかった(笑)。
試しにやってみたら、音がきれいだなあと思いました。

―― 幡ヶ谷会に参加して楽しかったこと、心に残ってることは?
演奏会では、誰も目をそらさずに私たちの演奏を聞いてくれるんですよね。それが一番嬉しいことかもしれない。
それと、コロナが流行る前は年に2回、日帰り旅行があったんです。普段は家にいるか、近くにしか出かけないので、遠出をするといつもの生活から開放されておおらかな気持ちになるんですよ。
幡ヶ谷会は渋谷区障害者団体連合会(渋障連)の一員なんですが、渋障連から話があって渋谷駅の再開発について障がい者の意見を言う場に参加したこともあります。
病気になる前は障がいのある人の気持ちを考えたことなかった。自分がこうなって、そういう集まりに参加して、自分とは異なる障がいがある人の気持も以前より想像できるようになった気がします。
―― イベント的なことは印象に残りますよね。普段の活動についてはどうですか?
1人でいると余計なこと考えて落ち込むんです。幡ヶ谷会に参加し始めた頃は、日々どうやって過ごしているのかなど、お互いの状況を話したり、前会長にも「家にばっかりいちゃいけない。失敗してもいいからできることはやったほうがいい」と言われました。
幡ヶ谷会には、自分と同じ中途障がい者で片麻痺の方がいるし、孤立感がないというか、ひとりじゃないなと思えます。
もちろん会員だけじゃなくて、ボランティアの方々にもすごく助けられてて。
―― ボランテイアの方に助けられてることとは、どのようなことでしょう。
月2回の活動日の準備や片付けもそうですし、演奏メンバーでもあるのでボランティアの方がいなくては演奏会もできないです。旅行などでも手助けしてもらってます。
千葉さんは、ずっと笑いながら今までのことを話してくれました。
病気になってから、そして幡ヶ谷会の会長になってからも様々な経験を重ねてこられたことが伺えました。
コメント Comment
会員インタビューでの千葉会長さんのお話、拝読させていただきました。先日の会では「間違い探し」のプリントをご用意くださって楽しませていただきました。いつも明るくなさっておられて会の雰囲気を盛り上げて下さり有難うございます。
美しいトーンチャイムに出会うことが出来まして、楽しみが増えました。
ご指導くださる中野先生のお優しいご指導に感謝申し上げます。このような素敵な会♡をご存じない方は残念ですね!

土屋さんへ
いつもコメント頂き、大変嬉しくありがとうございます。
「間違い探し」のプリントを、ご用意させて頂いたのは、「幡ヶ谷会」のメンバーの方々に「できるだけリラックスして、明るい気持ちでトーンチャイム練習に臨んでもらいたい」と思っているからなんです。自分が日頃から心掛けている事なのですが、それは「どんな状況でも会う人会う人には、明るい気持ちで接して行こう!」という事です。自分の気持ちが暗ければ伝わる気持ちも暗くなりそうですし、気持ちが明るければ何事にも前向きになれると思います。そんなわけで、会の皆さんに時折り、お配りさせてもらっています。楽しんでいただけて幸いです。(千葉)
土屋さん、コメントありがとうございます。中野です。
前回も、指揮の最中に皆さんの演奏が素敵で、すごく癒されていました。だから優しい気持ちが溢れたのだと思います!「コラム幡ヶ谷会」も、いつか皆さんのご紹介をできたら良いなぁと思っていたところ、宮田さんが企画、インタビュー、編集してくださり、本当に感謝しています。これから会や皆さんの事を、ご紹介して、たくさんの方に幡ヶ谷会の存在を知っていただきたいです。(千葉、中野)
「新型コロナ」”感染対策強化”


① ご自分や大切な人を守るために、少しでも体調が悪ければ欠席してください。コロナの症状は風邪によく似ています。
【ご自宅での対策】毎日の体温測定をする! *37.0~37.4℃あった時➤平熱に下がって1日たてば参加可能。*37.5℃以上あった時➤平熱に下がって2日たてば参加可能。*開催当日の体温が37.0℃以上あった時➤参加中止。
② 換気を徹底するため、館内機械換気に加え、排煙窓と入口ドアを常時全開とし、サーキュレーター2台による強制換気の補強を必ずする!(AC冷暖房能力は適切に設定)体温調節は各自衣服で調整することもお考え下さい。
③ 不織布マスクを正しく着用し(二重マスクの効果も大)小声で話す!人との間隔はできるだけ近づかない。
④ 設置・配布の消毒液や除菌ティッシュを用い手指道具消毒をこまめに行うこと。
⑤ こまめに喉を潤し繊毛活動を活発化するように注意すること、等々…

ホームページ開設にあたって

幡ヶ谷会 会長 千葉恒也
2021年1月吉日
2020年、誰も予想さえしなかった新型コロナウイルス感染症が拡大し、今も世界を席巻し続けています。日本も例外ではありません。世界の市民行動で、最も変化が見られた国は「日本」だとも言われています。
このコロナ禍において、幡ヶ谷会はほとんど活動できませんでした。毎年恒例の演奏会などの活動も、残念ながら軒並み中止の状況が続いています。

2021年に変わってからも、会員同士が顔を合わせる機会もないまま時間が流れています。そういった中「コロナ禍でも会員同士(仲間)や社会とつながることができないものか」と考えました。
そこで、みんなで協力しながらホームページを創ることにしました。たとえ直接会うことができなくても、作成作業を通して心をあわせて絆を深め、ホームページを立ち上げることで、私たち幡ヶ谷会の新たな交流の場をつくり、そして存在を発信していこうと決めたからです。
また、幡ヶ谷会は創立20周年を迎えました。これを機に、様々な団体ともつながり、情報交換を行うことで、さらなる広がりの輪を築いていければと願っております。
今回のホームページ開設は、関係各位のご尽力もいただきながら、そうした創立20周年事業の一貫として実現しました。
より使いやすく、わかりやすいページとなるよう、今後もさらなる充実化を図っていきたいと考えています。幡ヶ谷会では、皆様方からのご意見・ご感想など、お待ちしております。
今後とも私たち「幡ヶ谷会」に、より一層のご支援ご協力をいただけますように、お願い申し上げます。

コメント Comment

幡ヶ谷会”発足20周年おめでとう御座居ます。いつも楽しく参加させて頂いております。トーンチャイム演奏〘エーデルワイス・涙そうそう・故郷(ふるさと)〙は、特に心が癒されます。
〚連合会の日帰りバス旅行〛も、中々行かれない〘メロン狩り・八景島シーパラダイス等々〙に参加させて頂き楽しい1日を過ごしました。
〚クリスマス会〛も和気あいあいで、1年の締めくくりに大変すばらしい会です。
幡ヶ谷会!ホームページ開設おめでとうございます!!
先生方のご指導のもと、仲間と美しい音楽を作り出すトーンチャイムはとても素敵です。
時々間違えて、落ち込みますが少しづつ成長したいと思います。もっとお仲間が増えると
嬉しいですね。

開設お祝いコメントありがとうございます!
私たちが作りだす音楽やトーンチャイムの素敵さが、たくさんの方々に知ってもらえると嬉しいですね。
お仲間も増えること願います!
これからも、どうぞよろしくお願いします。
幡ヶ谷会 について

トーンチャイムという楽器を使用した、中途障がい者中心の音楽療法を行っています♪
多くの人に支えられて…幡ヶ谷会の設立は、平成12年4月。介護保険制度が始まって、それまで受けていたリハビリ療法が、従来の形式では受けられなくなったことが発端。
そこで幡ヶ谷近隣の中途障がい者の皆さんや、ボランティアの指導の皆さんが集まって、自主的にト-ンチャイムによる音楽療法を始めました。
今では渋谷区から助成金も頂けるようになり、演奏指導スタッフ3名、さらに身体障がい者のご家族やボランティアンの方々が賛助会員として参加して、充実した活動を展開できるようになりました。
私たち音楽療法”幡ヶ谷会”は、障がい者・高齢者に加え精神的にストレス・不安・苦痛などを抱える人たちが集まりできた団体です。
初めの頃は、軽い体操と茶話会等というこじんまりとした数人の集まりでした。
ところが、ある指導者の紹介で“音楽療法”という出会うことになります。そこから、〘トーンチャイム〙とのお付き合いが始まります。
今では、トーンチャイムという楽器の持つ神秘的な力で癒す音楽療法の需要が高まってきているようです。
その〘トーンチャイム〙の練習で積み重ねた練習と実績で現場の開拓を進めている団体です。
お陰様で私たちのトーンチャイムの演奏は、その実力を高く評価されています。
病院・高齢者施設等の様々な障がい者関連のイベント行事にも積極的に参加しています。
その他、各方面からの招待を受けることもあります。緊張する場面もありますが、皆さん生き生きとしています。
結果、会員の一人一人が家の中に閉じこもらないで積極的に社会に溶け込めるようになってきました。
演奏するという醍醐味もですが、会員同士元気で顔を合わせるのを楽しみにしている方々もいらっしゃいます。
幡ヶ谷会年間恒例4行事(記録)




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