音楽療法

幡ヶ谷会の音楽療法では、

主にトーンチャイムの演奏を行っています。

トーンチャイムという簡単な楽器を使用し

どなたでも見れる簡単な楽譜を用いて、お一人おひとりがご自身のパートを担って曲を演奏します。

その方の症状やご経験年数などを考慮して、楽譜や楽器を担っていただいている為、初心者でも簡単にご参加いただけます。

また、楽譜なしで、チームに分かれて伴奏をすることもあります。

演奏やトーンチャイムの音は、脳の活性化もはかり、リハビリにも繋がります。

まずは、体操や演奏を聴いていただき、

からだやこころをほぐしてから始めます。

時には、歌を歌い和気あいあいとした雰囲気で行っています。

また、定期的に人前で演奏を披露する機会にも恵まれており(定期演奏会

モチベーションにも繋がっています。

仲間との交流や演奏会などへの出演は行動範囲が広がります。

演奏曲

・もみじ

・上を向いて歩こう

・翼をください

・花は咲く

・川の流れのように

・涙そうそう

・アメージンググレイス

・エーデルワイス

・月の歌

など、多数。

幡ヶ谷会 音楽療法の効果

音楽療法コンセプトマップ(中野)

幡ヶ谷会の音楽療法では、おもにトーンチャイムという楽器を使用した演奏を中心に活動を行なっています。

参加者は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの影響から、半身不随などの身体障がい、または失語症-記憶障がい-注意障がい- 遂行機能障がいなどの高次脳機能障害を抱えている方々、そして高齢者の方々です。

脳卒中(脳血管障害)を発症された方の、約8割が、高次脳機能障害の後遺症をも併発されているとのことです。

トーンチャイムの演奏では、手を動かす、音を聴く、楽譜や指揮を見る、合わせる(合奏)といった様々な刺激が、脳の活性化や身体機能向上の維持につながります。

そして何より、トーンチャイムの心地よい音色を聴きながら演奏することによって、楽しみながら自然に脳トレやリハビリ、リラックスの効果が得られることが、この音楽療法の特徴です!

また、幡ヶ谷会は年に4、5回定期的に発表する(演奏会)機会をいただいています。演奏会に参加することにより、地域社会とのつながりを持ち、演奏会に向けての目標、表現する喜び、達成感を得て、仲間との絆をより深めています。

幡ヶ谷会は、参加者のみなさんが互いを認め尊重し合う、安心、信頼できる「場」です。

仲間とともに、トーンチャイム演奏を行い、交流し、演奏会に出かけることで、さらなる交流の輪が広がってゆくことでしょう。

中野朋恵

『幡ヶ谷会に参加し、皆さんそれぞれの花を咲かせてください♪』(中野)